12月17日はライト兄弟が人類初の飛行に成功した日ということで『飛行機の日』と制定されているそうです。
そんなわけで、本日は飛行機に関する本をいくつか。
シャドー81(ルシアン・ネイハム/ハヤカワ文庫NV)
航空サスペンスのオールタイムベストとして、自分の中で君臨し続けている作品。何回も勧めて申し訳ないのですが、仕方ない。
犯行手口はこんな手があったのか...と感心しきりだし、犯行までの準備期間に多くのページ数を割いて飛行機外の描写でも飽きさせない工夫など、プロットの妙が光りすぎ。
結末も本当に見事の一言。
悪いことをしているのに、素直に「スゲェ...」ってなります。
麦撃機の飛ぶ空(神林長平/ヒヨコ舎)
出版社が廃業?してしまったようで、古本でしか手に入らないと思うのですが、神林御大のショートショートをお勧めする機会があまりないので...
神林長平作品といえば、登場人物がやたら自分や他人と対話して『言葉』を重ねることで物語が進んでいくことが多いですが、全体的にスマートにまとまっていて読みやすい。初心者にお勧め。
表題の一部にも使われている『麦撃』の他にも、ブラックユーモアを交えたキレのいい作品も収められているので、機会があれば。
装丁込みで素敵な本。どこかの出版社が復刊してくれないかなぁ。
とある飛空士への追憶(犬村小六/ガガガ文庫)
最後はライトノベルから一作。
戦闘機乗りの話なのだが、舞台となる世界は長い間戦争状態が続いている...けれども、空戦でのドッグファイトなどの戦闘もあるものの、これは恋愛小説。
戦争、貧困、差別、身分違いの恋。
切なく美しい物語をお探しの方、シリーズ作品ですので『追憶』からお読みください。
アニメ化され、加筆修正されたものが一般文芸からも刊行されたので手に取りやすいのでは?と思っていたのだが...品切重版未定状態っぽい。(電子書籍があります)






