高橋良輔監督が『レイズナー』の後、久しぶりにTVアニメーションの監督を務めた作品。
日曜日の朝9:30という放送時間にも関わらず、かなり重ためのストーリー。放送当時もかなりチャレンジングだなと感じていた記憶があります。
(本作の前は『魔法のステージファンシーララ』、後には『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』が放送されていた)
ロボットアニメという形になってはいますが、輪廻転生や前世などの思想、「ガサラキ(餓沙羅鬼)」と呼ばれる謎の存在など、何なるSFではなく伝奇ものとしての側面が強くあり、「能」が物語の中でも重要な要素を占めていたり、サブタイトルに和歌が用いられるなど、和風の設定が目立つ作品でした。
高橋監督作品に見られる兵器の泥臭い描写や取り扱いは『ボトムズ』同様、刺さる人には非常に刺さると思うのですが、いかんせんストーリーが入り組んでいて、展開に置いて行かれてしまった視聴者も多いのではないかと思います。
前半では現代を舞台にガサラキの力を求める勢力が描かれ、突然主人公たちの前世を描く「平安編」が始まり、その後は自衛隊やらなんやらのクーデターといった政治的ドラマが展開され、主人公たちが置いてけぼりを食らう。
その煽りなのか、ロボットアニメとするにはロボットの出番が少ない、設定が回収しきれていなさそうな点が目立つなど...少々残念な面もあるのですが、やはり、兵器の類や戦闘描写、重ための政治ドラマは本作の魅力だと思うので、ガンダムやマクロス以外のロボットアニメをお探しの方に見てほしい。
TAやMF、骨嵬(くがい)のデザインが好きだったので、もっと活躍が見たかったなぁ...。







